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↑育苗用ビニールポットへの土詰め作業
→果樹接木に対する住民の関心は高い
写真8

緑のサヘルがチャドで行っている植林の方法としては、上の写真のようにビニールポットに土に肥料をまぜたものに種をまいています。乾期にも植物を鍛えるため水はやらないシステムでやりました。
 植えた後に家畜に食べられないようにゴザで覆ったり、日干し煉瓦で防御をします。こうしないと牛やヤギに食べられてしまうのです。
 地域のニーズに併せて、早成樹種や果樹を植える必要がありますが、本当は消滅しつつある地元の樹木を植えたいのでこの3種類を混ぜて植えました。
 果樹では接ぎ木の研修もしています。在来種のマンゴやオレンジに接ぎ木をすることにより、3〜4ヶ月ぐらい収穫の時期ができます。接ぎ木は非常に好評であり、接ぎ木したものをよその人が買って別の村で育てるということもありました。


写真提供/緑のサヘル
 
世界砂漠化・干ばつ対処の日 記念セミナー「世界の砂漠化の現状と日本の役割」(1999年6月28日、大阪)講演より
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