第3回極東ロシア森林保全戦略セミナー


ロシアで始まった森林認証制度〜違法伐採をくいとめるために



niigata

豊かな自然を育むシベリアの森林・タイガ−。この地はいま、違法伐採や森林火災の影響で大きな打撃を受けています。そしてこの森から生産される丸太の多くが日本や中国で消費されていることは、日本ではあまり知られていません。

生物多様性という視点からだけではなく、林産業を主要産業とする地元行政・企業にとっても持続可能な管理・利用は大きな課題です。その実現に向けた具体的な解決方法の一つとして、森林認証制度を導入しようという動きがシベリアでスタートしました。

今回のセミナーでは、ハバロフスクで「森林認証センター(Forest Certification Center)」を立ち上げたアンドレイ・ザハレンコフさんに、森林認証制度の導入に向け取り組む木材伐採・輸出企業、NGO、行政の動きをご紹介いただきます。そして最大消費国である日本で、シベリアの森林認証を受け入れる可能性について考えます。


第1部/シベリアの森林でいま何が起きているか


はじめに〜シベリアで広がる違法伐採の脅威、日本との関わり(PDFファイル:17k)
野口 栄一郎/国際環境NGO地球の友ジャパン

最近における極東ロシア森林劣化の原因(PDFファイル:109k)
山根 正伸/(財)地球環境戦略研究機関森林保全プロジェクト

森林利用管理構造の再編が及ぼすハバロフスク地方森林部門への影響(PDFファイル:57k)
ナタリア・アントノワ/ロシア経済研究所上席研究員

第2部/森を守るためのツール・認証制度の可能性

ハバロフスクで始まった森林認証の取り組み(PDFファイル:28k)
アンドレイ・ザハレンコフ/森林認証センター代表

【質疑応答&ディスカッション】 日本で認証制度を定着させるために(PDFファイル:28K)
コメンテーター:柿澤 宏昭/北海道大学農学部森林科学科森林政策学教室


日時:2001年3月13日(火)13:30〜17:00

場所:地球環境パートナーシップオフィス

主催:
国際環境NGO地球の友ジャパンhttp://www.foejapan.org
(財)地球環境戦略研究機関http://www.iges.or.jp/fc/
(財)地球・人間環境フォーラム http://www.shonan.ne.jp/~gef20/gef/