『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第75回 タチウオ漁を糸口に紀州の独創性知るー和歌山県・有田市/湯浅町

2023年06月15日グローバルネット2023年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の田辺市から紀伊水道沿いを北上し、有田川河口に近い有田箕島漁業協同組合に向かった。漁協のホームページの動画で紹介された「たっちょ」と呼ぶタチウオの漁やそれを市場で商う光…[くわしく]

日本の沿岸を歩くー海幸と人と環境と第74回 天神崎ナショナルトラストと熊楠の足跡ー和歌山県・田辺市

2023年05月15日グローバルネット2023年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 大切にしている新聞スクラップの中に「天神崎の自然を大切にする会(以下、「大切にする会」)」専務理事、外山(とやま)八郎さんの記事(1991年9月27日付、朝日新聞「ひと」)…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第73回  古式捕鯨の伝統を「海業」に継承ー和歌山県・太地町

2023年04月14日グローバルネット2023年4月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 本州最南端の和歌山県串本町の潮岬(しおのみさき)の灯台近くにある鯨山見跡で熊野灘の日の出を見た。古式捕鯨でクジラを見つける重要な役割を果たした鯨山見。太陽の光が差し始めた大…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第72回 食文化育んだ漁港の復権目指すー青森県・八戸

2023年03月15日グローバルネット2023年3月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 太平洋に面する八戸漁港。特に重要な漁港である特定第三種漁港(全国に13港)の一つ。かつて水揚げ量日本一の記録を持つが、近年水揚げ量の減少が著しく、地域経済への影響も懸念され…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第71回 陸奥湾のホタテは森・川・海の恵み ー青森県・平内町

2023年02月15日グローバルネット2023年2月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 青函連絡船が運航していたころ、陸奥湾を航行する船上で初めて食べたホタテガイのおいしさが忘れられない。長い時を経てホタテガイ養殖で知られる陸奥湾を取材することになった。前回の…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第70回 マグロの町を行動力とユーモアで活性化ー青森県・大間

2023年01月16日グローバルネット2023年1月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 八戸を夜出発。翌早朝から日本三大霊場の一つである恐山、下北半島の東先端にある尻屋岬などを巡った後、西に進んで大間を目指した。マグロの一本釣りが有名で、魚市場での高額落札やマ…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第69回 北三陸のウニ、観光と磯焼け対策で注目 ー岩手県・久慈

2022年12月15日グローバルネット2022年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 岩手県北部にある久慈市は「北限の海女」をテーマにしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年4~9月放送)でロケ地になり脚光を浴びた。放送からすでに10年近くが経過し…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第68回 天恵戒驕の教え守り海の恵みを享受ー岩手県・重茂

2022年11月15日グローバルネット2022年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の釜石取材を終え、三陸鉄道で北へ1時間半の乗り鉄旅。宮古駅に着いて近くで宿泊した翌日、県南東部にある三陸海岸で最大の重茂(おもえ)半島に向かった。訪問先は重茂漁業協同組…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第67回 「さかなの町」は震災復興へ取り組み着ー岩手県・釜石

2022年10月17日グローバルネット2022年10月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 東日本大震災で被災した三陸海岸を初めて訪れた。以前から計画していた下北半島へも取材の足を伸ばした(連載6回)。リアス式海岸の太平洋と津軽海峡がつながる北の海は日本を代表する…[くわしく]

日本の沿岸を歩く海幸と人と環境と第66回 日本一のアサリ産地と変わる海の環境ー愛知県・渥美半島

2022年09月15日グローバルネット2022年9月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 知多半島から北上し、三河湾沿いをぐるりと右回りに渥美半島を目指す。日本一のアサリ産地として知られる愛知県でアサリ漁を取材するためだ。取材前の2月、熊本県でアサリの偽装問題が…[くわしく]