国際シンポジウム   

 

”経済協力”による被害を繰り返さないために――

国際協力銀行の環境ガイドラインへ  NGOと現地からの提言

 

 

日時:12月3日(日)10:00-17:00

場所:早稲田大学国際会議場第3会議室

JR高田馬場駅15分・地下鉄早稲田駅3分・裏面の地図参照)

 

日本の経済協力によって途上国で推進される開発プロジェクトが、現地の人々や環境に被害を与える事例は、これまで何度も繰り返されてきました。その原因は多角的に検討されなければなりませんが、問題を防ぐ方法の一つとして、実施機関である国際協力銀行(JBIC)の環境ガイドラインを強化する作業が進められています。このガイドライン策定に向けて、NGOは独自の調査・研究に基づき、具体的提言を行う準備を進めています。本シンポジウムではフィリピン、インドネシア、タイからの現地報告や識者によるコメントを交えてJBIC支援プロジェクトの環境 ・社会配慮のあり方を検証し、望ましい社会・環境ガイドラインについて議論を行います。

 

 

プログラム

第1部(10:00-12:00)

l       JBIC融資が引き起こす問題:現地グループのレポート

サムットプラカン下水処理場(タイ)、サンロケ多目的ダム(フィリピン)、ルヌンダム(インドネシア)

第2部(13:00-15:30)

l       青山貞一氏講演「民主的意思決定としての環境アセスメント手続き」

l       どんなガイドラインが必要なのか?---NGOの提案

l       制度改善に向けた提言

第3部(15:45-17:00)

l       内外からのコメントとディスカッション

                                                                  参加費¥1,000(会員は\800)

     *プログラムは変更の可能性があります。                  申込み・問い合わせ: 地球の友ジャパン

                                                                  Tel03-3951-1081  E-mailmotoyama@foejapan.org

                                                                                  ホームページhttp://www.foejapan.org/aid

 


会場早稲田大学国際会議場第三会議室

 

線吹き出し 2 (枠付き): 国際会議場

 

 

 

国際協力銀行 (JBIC)と環境ガイドラインの策定について

 

  国際協力銀行は、旧日本輸出入銀行および旧海外経済協力基金(OECF)が昨年統合して設立された、年間予算3兆円を上回る世界最大の開発金融機関。旧OECFの扱う資金がODA資金であり、旧輸銀はOOF(その他政府資金)を扱っている。

  現在、環境ガイドラインは旧輸銀と旧OECFが統合前に策定したものを引き続き併用しているが、基本的に統一の環境ガイドラインを来年中には策定することが決まっている。統合環境ガイドラインの策定に向けた検討作業は、NGOや環境専門家、関係省庁を含む独立の研究会で行われている(ホームページは近日中に立ち上げの予定)。

 

詳しくはhttp://www.foejapan.org/aid/jbic01/index.htmlをご覧ください。