『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と 第15回維新胎動の地で地産地消を貫く―山口県・萩しーまーと

2018年06月15日グローバルネット2018年6月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) 明治維新胎動の地である山口県萩市は観光地であるとともに、日本海の豊かな漁業資源に恵まれた港町でもある。ここにある道の駅「萩しーまーと」は、漁港と魚市場に隣接し、地魚を中心とす…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と(第14回)金子みすゞの記憶が生きる仙崎―山口県・長門

2018年05月15日グローバルネット2018年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 朝焼小焼だ/大漁だ/大羽鰮(おおばいわし)の/大漁だ。 浜は祭りの/ようだけど/海のなかでは/何万の 鰮(いわし)のとむらい/するだろう。 夭逝(ようせい)の詩人、金子みす…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と 第13回フグと明治維新のディープなつながり―山口県・下関

2018年04月16日グローバルネット2018年4月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) 下関市彦島にある下関市地方卸売市場南風泊市場。午前3時、黒斑のある生きたトラフグ(下関ではフクと呼び、「福」の縁起をかつぐ)の入ったトロ箱が並べられ始めた。20分後、市場に競…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第12回 カツオの町で400年以上続く朝市―千葉県・勝浦

2018年03月30日グローバルネット2018年3月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) 房総半島にある勝浦の地名は、紀伊半島の勝浦(和歌山県那智勝浦町)と歴史的に深いつながりがあるようだ。黒潮に乗った紀州人が房総半島に移住し、漁業やしょうゆなどを伝えたという。黒…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第11回 歴史あるイワシ漁にハマグリ加わる―千葉県・九十九里浜

2018年02月16日グローバルネット2018年2月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) 外房のJR東金駅から九十九里浜に向かって10kmほど。片貝海水浴場に着くと、夏はにぎわう遠浅の太平洋が広がる。訪れた10月下旬の太平洋は大きな波が力強く打ち寄せていた。「日本…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第10回 漁業への理解深める食堂「万祝」―千葉県・銚子漁港

2018年01月16日グローバルネット2018年1月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) キーワード:「水揚げ量日本一」、「未利用魚」、「マグロ」、「キンメダイ」 三方を海に囲まれた千葉県は、日本屈指の漁業県である。外房の銚子沖では寒暖流が混ざってプランクトンが多…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第9回 変動する漁獲、加工品や販路拡大に努力-長崎県・九十九島のいりこ 

2017年12月15日グローバルネット2017年12月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) 変動する漁獲、加工品や販路拡大に努力 平戸での漁師体験に参加した次は、いりこの生産日本一を誇る九十九島漁協(佐世保市小佐々町)だ。九十九島は佐世保市の西側に広がる西海国立公園…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第8回 定置網のピチピチ魚水揚げに感動―長崎県・平戸漁業体験

2017年11月15日グローバルネット2017年11月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) 7月下旬、夏の朝が明ける前に平戸(ひらど)大橋を渡って平戸島の北西部、生月(いきつき)大橋手前の漁港へ着いた。申し込んでおいた漁業体験「あやか水産 本物の漁師体験」の集合時間…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第7回 豊かな資源を加工し全国ブランド目指す  長崎県・かんぼこ王国

2017年10月16日グローバルネット2017年10月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) キーワード: 皿うどん、すり身加工、ちゃポリタン、未利用魚 長崎を訪れると必ず食べるのが皿うどん(油で揚げた細麺にスープと具を餡でからめた中華風の長崎料理)で、今回の取材でも…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と~第6回 白神山地思いヒラメのヅケ丼食す 青森県・鰺ヶ沢

2017年09月19日グローバルネット2017年9月号

ジャーナリスト吉田 光宏(よしだ みつひろ) キーワード: イトウ 赤石川 金アユ 五能線 津軽半島の付け根にある鰺ヶ沢町は行政が主役となり、ヒラメを使った「ヅケ丼」の商品開発や日本最大の淡水魚イトウの養殖など、地域振興…[くわしく]