シベリアトラ
(アムールトラ/マンシュウトラ/トウホクトラ、とも。撮影者未詳)
かつてはロシア極東を始め中国北東部や朝鮮半島に広く生息していたが、現在ではロシア沿海地方及びハバロフスク地方(南部)のタイガ林を最後の生息とし、野生の個体数はすでに200頭程度にまで減少、深刻な絶滅の危機にある。目下、最大の危機は高価な毛皮と骨(虎骨)を目的としてソ連崩壊以来激化している密猟だが、同地方の森林開発が奥地へさらに進めば近い将来生息地破壊による絶滅の危機にさらされる可能性が高い。
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写真提供:FoE Japan