2005年6月15日

森林生態系に配慮した紙調達検討会が発足

当フォーラムでは、世界の森林問題を消費国の立場から考える「フェアウッド・キャンペーン」を展開していますが、その一環として、森林問題に取り組む四つのNGO(グリーンピース、WWF、FoE Japan、熱帯林行動ネットワーク)と協同して6月中旬に「森林生態系に配慮した紙製品の調達に関する検討会」を立ち上げました。

この検討会は、紙の原料となる木材の生産地(伐採地)における森林環境保全や社会問題への配慮に関心を持つ企業・地方自治体が集まり、森林問題に取り組むNGOと一緒になって、森林生態系や社会問題に配慮した紙調達のあり方について情報交換を行うとともに、それを実現するための方策を検討することが目的です。

検討会は当面、今年10月までの間に4回程度開催され、参加者によるさまざまな情報交換のほか、環境・社会問題に配慮した紙の調達に向けて、@紙の調達方針に盛り込むべき内容A伐採地における森林管理などの情報の調査方法B調達方針に基づいた調達を実施するための基準づくりC信頼できる森林認証制度や利用可能なそれらのシステム――などに関する検討が加えられる予定です。検討会にはすでに10社程度の企業が参加を表明しています。

検討会に関する問い合わせは当フォーラム(担当:坂本、contact@gef.or.jp)まで。


森林生態系に配慮した紙製品の調達に関するアンケート結果発表

関連情報:フェアウッド・キャンペーンのページ