GEFメールニュース 2025.10.23
2025年10月23日メールニュース配信
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暑すぎる夏が終わり、秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。季節の変化も以前とは異なり、気候変動の影響を顕著に感じる方も多いのではないでしょうか。
今年は気候変動対策の転換点となったパリ協定採択からちょうど10年。2024年には地球の平均気温が年間を通じて1.5度を超え、パリ協定の目標である1.5度目標達成が危ぶまれています。
そんな中、COP30(国連気候変動枠組条約第30回締約国会議)が来月ブラジルで開催されます。「地球の肺」アマゾン地域であるブラジルでの開催は、熱帯雨林基金や米国のパリ協定離脱の影響に関心が集まっていますが、どのような議論がされるか注目していきましょう。
当フォーラムでは、引き続きセミナーや勉強会を予定しています。多くの参加も歓迎しておりますので、どうぞ奮ってご参加ください。
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地球・人間環境フォーラムの新着情報
** 2025.10.23号 目次 **
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◤ イベント ◢
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◆10/30(木)セミナー
輸入木質ペレットの持続可能性は認証で確認できるのか?~「持続可能なバイオマスプログラム(SBP)」の分析から
◆11/17(月)NSC定例勉強会
気候関連金融リスクのシナリオ分析を読み解く~NGFSの長期/短期シナリオの徹底解説~
◆11/21(金)フェアウッド研究部会
ネイチャーポジティブ実現に向けた生物多様性の定量評価~群馬みなかみ町を事例に
◆11/27(木)JFEJ定例勉強会
気候変動の地政学的リスクを探る
◤ お知らせ ◢
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◆レポート「Burning Billions for Biomass」が公開
◆環境情報誌 グローバルネット10月号
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◤ イベント ◢
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━ 10/30(木)セミナー
輸入木質ペレットの持続可能性は認証で確認できるのか?
~「持続可能なバイオマスプログラム(SBP)」の分析から
https://www.gef.or.jp/news/event/251030sbpreport_seminar/
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2025年7月に、当フォーラムと海外の環境NGO4団体はレポート『持続可能なバイオマスプログラム:持続不可能なものを認証する』を共同で発行しました。SBPについて、原生林や老齢林からの原料調達を容認していること、“残材”の不透明な定義により丸太もペレットに加工されていること、森林の伐採やバイオマスの燃焼により生じる「炭素負債」を考慮していない等、さまざまな課題を明らかにしています。
このセミナーでは、本レポートの著者で森林管理や認証システムに豊富な経験を持つリチャード・ロバートソン氏に、分析・提言内容をお話しいただき、海外の森林に依存する日本のバイオマス発電の気候変動対策としての妥当性を考える機会とします。
日時:2025年10月30日(木)10:00~11:00(Zoom開場 9:55)
開催形式:Zoomウェビナー(要事前申し込み)
参加費:無料(要事前申込)
▼申込フォーム
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_DWJbpCoMScCh5rqTYxHTcw
▼詳しくはこちら
https://www.gef.or.jp/news/event/251030sbpreport_seminar/
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━ 11/17(月)サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)勉強会
気候関連金融リスクのシナリオ分析を読み解く
~NGFSの長期/短期シナリオの徹底解説~
https://www.gef.or.jp/news/event/nscseminar251117/
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今年5月、NGFS(Network for Greening the Financial System 気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク)は、短期気候シナリオを発表しました。NGFSは、気候関連金融リスクの金融監督上の対応を検討する中央銀行・金融監督当局の国際的なプラットフォームとして2017年12月に設立され、我が国からは金融庁及び日本銀行が加盟しています。この短期シナリオでは、長期シナリオとの整合性も意識しつつ、短期的に想定されるリスクを反映し、経済活動への影響を捉えることに主眼を置いています。
シナリオは直接的には金融機関向けですが、金融機関以外の企業においても、気候変動シナリオ分析の見直しや投融資を受ける際のダイアローグでの金融機関からの期待の方向性について示唆を与えるもので、サプライチェーンにおける直接的・間接的な関わりも生じると考えられます。
今回の勉強会では、NGFSの長期及び短期のシナリオについて、それぞれの特徴の比較や課題、またシナリオの活用などについて解説いただきます。
▼開催概要
日時:2025年11月17日(月)14:00~16:00
参加形式:Zoom
参加費:無料(要事前申込み)
▼お申し込み
https://us02web.zoom.us/meeting/register/3xbikPstTtiEU0YLUUnWSA
▼詳細はこちら
https://www.gef.or.jp/news/event/nscseminar251117/
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━ 11/21(金)第89回フェアウッド研究部会
ネイチャーポジティブ実現に向けた生物多様性の定量評価~群馬みなかみ町を事例に
https://fairwood.jp/event/251121/
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日本自然保護協会が昨年夏に公表した生物多様性評価の6つの手法開発に携わった高川晋一さんを講師に迎えて、手法の詳細や課題、今後の展望をお聞きします。2050年の世界目標として合意されたネイチャーポジティブの実現に向けて、日本の自然保護に携わる立場、または関心を寄せる立場から何ができるのかのヒントを探りたいと思います。
自然共生サイトなどを活用して日本各地で生態系保全に取り組む自治体やNGO・NPO、またTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に対応しようとする企業の皆様の参加をお待ちしています。
日時:2025年11月21日(金)18:00~19:30
場所:ハイブリッド(zoom×地球環境パートナーシッププラザ(GEOC))
参加費:一般1,500円、学生無料(いずれも懇親会費別)
▼プログラム(敬称略、内容は予告なく変更することがあります)
第1部:講演(18:00~19:30 質疑含む)
講師:高川 晋一/公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部 主任
第2部:懇親会(会場参加者の希望者のみ、別会場にて開催予定)
▼お申込み
https://fw251121.peatix.com/
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━ 11/27(木)日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)定例勉強会
気候変動の地政学的リスクを探る
https://jfej.org/seminar-251127/
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気候変動がもたらす安全保障上の脅威に対する関心が高まっている。
激甚化する自然災害は食糧危機や地域紛争の火種となり、困窮する途上国から大量の移民が流出する遠因にもなる。先進国でもエネルギーや食料価格の高騰(気候インフレ)で経済が不安定化し、移民の受け入れをめぐる社会の分断も深刻化している。人類の生存基盤を危うくする「気候危機」に突入した世界、そして日本はどう対処すればいいのか――。
日本、米国、中国の大学院で学び、気候安全保障に精通した気鋭の国際政治経済学者が国際社会の現状と未来を読み解く。
講師:関山 健氏(京都大学教授)
司会:佐藤 淳(読売新聞編集委員、JFEJ理事)
日時:2025年11月27日(木)19:00-20:30
開催方法:ハイブリット開催(GEOC集合 + Zoom)
会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
参加費:会員・準会員・学生会員は無料
一般有料(1,000円)申込方法:下記いずれかのフォームよりお申込みください。
▼一般申込フォーム(イベントペイ)
https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=7125423299149414&EventCode=C465814387
▼JFEJ会員専用申込フォーム(フォームメーラー)
https://business.form-mailer.jp/fms/8d0d04a8179553
▼詳しくはこちら
https://jfej.org/seminar-251127/
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◤ お知らせ ◢
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━ レポート「Burning Billions for Biomass」が公開
日本パートをGEFスタッフが執筆を担当しました
https://bioenergyinfo.jp/topics/251021subsidies_report/
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「大規模バイオマスに関する国際アクションデー」である10月21日に、バイオマスエネルギーの問題に取り組むNGO・市民社会の国際ネットワーク「バイオマス・アクション・ネットワーク」から、レポート “Burning Billions for Biomass-The case for cutting subsidies, not forests”(バイオマスに投じられる巨額の資金:森林ではなく補助金を削減すべき理由)が公表されました。
日本のバイオマス発電に対する補助金制度については、当フォーラムのスタッフ・鈴嶋克太が担当しました。
レポートの詳細は、ポータルサイト:バイオマス発電infoにて紹介しています。
https://bioenergyinfo.jp/topics/251021subsidies_report/
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━ 環境情報誌 グローバルネット
環境と社会の“いま”を知り、未来を動かす
―持続可能な未来を本気で考える人のための一冊
https://www.gef.or.jp/category/globalnet/
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環境情報誌『グローバルネット』の最新号・10月号の特集は「食品ロス・物流停滞など社会課題の解消へ~食品小売サプライチェーンの在り方を問う~」です。目次は以下からご覧いただけます。
https://www.gef.or.jp/globalnet/globalnet202510/
本誌は、こんな方におすすめの雑誌です。
✓環境問題に仕事で携わっている方
✓子供たちに環境教育をされている方
✓教育関係者
✓自分にできることを考えたい一般市民や学生の方
定期購読・バックナンバーのお申し込みは、こちらから
https://www.gef.or.jp/activity/media/globalnet/subscribe/
無料お試し購読のお申し込みは、こちらから
https://www.gef.or.jp/activity/media/globalnet/trial/
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━ 東京事務所における業務体制について
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地球・人間環境フォーラム(GEF)東京事務所は、テレワーク体制で業務を行っています。
※不要不急のご来訪はお控えください。
※電話は留守番設定となっておりますので、ご用件はメッセージ、名前、電話番号を残していただくか、担当者へメールにてご連絡ください。
以上