合同セミナー「バイオマス発電における食用パーム油の利用」

2016年11月21日イベント

合同セミナー「バイオマス発電における食用パーム油の利用」

2012年に開始された再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)開始以来、バイオマス発電の認定は急増し、特に一般木質バイオマス発電の認定は300万kWに上っています。

経済産業省のFITについてのWebサイト、「なっとく! 再生可能エネルギー」では、一般木質バイオマス・農作物の収穫に伴って生じるバイオマスとしては、「製材端材、輸入材、パーム椰子殻、もみ殻、稲わら」が挙げられています。

実は、一般木質バイオマス発電の燃料は、製材端材や輸入木質ペレット、パーム椰子殻(PKS)などのほか、農産物である食用パーム油も燃料とすることができ、発電した電力は24円/kWhで買い取られます。

農作物残さは、膨大なポテンシャルがありながら有効利用されていないことが多く、国民負担によって高い電力買取価格で支えることが意味づけられるでしょう。

しかし、食用パーム油を生産するアブラヤシ農園開発は、熱帯林破壊の主要因であり、生物多様性を損ない、土地をめぐる紛争が多発し、さらに温暖化対策効果にも大きな疑問があります。

農産物をFIT対象とするのであれば、少なくともエタノールのような持続可能性基準、特に温室効果ガス排出基準を設けるべきだと考えられます。食料との競合の問題も起こりえます。

日 時

2016年11月24日(木)15:30~18:30

プログラム

「パーム油生産の概要とインパクト」 飯沼佐代子(地球・人間環境フォーラム) 資料
「パーム油生産のインパクト事例」 川上豊幸(熱帯林行動ネットワーク運営委員、レインフォレストアクションネットワーク日本代表) 資料
 「パーム油について」 小野春明(小野コンサルティング事務所) 資料
 「FIT制度における食用パーム油の扱いと最近の動向」 泊みゆき(バイオマス産業社会ネットワーク理事長) 資料

会 場

地球環境パートーナーーシッププラザ

主 催

NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク

一般財団法人地球・人間環境フォーラム

熱帯林行動ネットワーク(JATAN)

国際環境NGO FoE Japan

※参加者の方々とともに、持続可能なバイオマス発電のあり方について、活発な議論を行うことができました。