6月3日(金)・9日(木)・16日(木)開催 連続セミナー「森林火災と地球温暖化―燃える森から地球の未来を守れるか」

2022年05月23日イベント

写真提供:ウータン・森と生活を考える会

近年、世界各地で大規模な森林火災が多発しています。2019年から20年にかけて、オーストラリアで日本の国土の半分に相当する面積が焼失したのをはじめ、ブラジルのアマゾン、インドネシア、ロシア、北米、アフリカなどで発生した森林火災は未曾有の規模となり、森林だけでなく農産物、気候、大気そして地域住民の生活と生物多様性への大きな影響が懸念されています。

森林火災の背景には地球温暖化による乾燥・干ばつがあるといわれ、一方では森林火災により熱帯や北極圏の泥炭地が燃えることで、森林が温室効果ガスの巨大な排出源となることも懸念されています。

森林火災は地球温暖化の結果であると同時に原因となり、気候変動がますます深刻化する恐れがあります。

この連続セミナーでは、インドネシアとオーストラリア、国内の研究者やNGOから、現地の森林火災の状況、原因と対策についてお話しいただき、パーム油や紙など森林コモディティの消費国である日本からできることは何か、考えていきたいと思います。

【第1回】6月3日(金)17時~19時

  • 「インドネシアの森林火災―原因と気候変動緩和策としての対策」

 講師:バンバン・ヘロ・サハルジョ氏(ボゴール農業大学林学科教授)当日資料

 コメント:川上豊幸氏(熱帯林行動ネットワーク(JATAN)運営委員)

 第1回録画 オリジナル音声 

        日本語(通訳音声)

【第2回】69日(木)17時~19

  • 「オーストラリアの気候変動による火災―森林と生物多様性への影響、原因と対策」

  講師:デイビッド・リンデンマイヤー氏(オーストラリア国立大学)当日資料

  コメント:アメリア・ヤング氏(ウィルダネス・ソサイエティ ナショナルキャンペーン・ディレクター)                             当日資料

    第2回録画 オリジナル音声

       日本語(通訳音声)

  【第3回】6月16日(木)17時~19時

  • 「世界の森林火災と気候変動ー対策は間に合うのか?」

 講師:串田圭司氏(日本大学生物資源科学部教授)当日資料

 第3回録画

【主催】一般財団法人 地球・人間環境フォーラム

【協力】プランテーション・ウォッチ(国際環境NGO FoE Japan、サラワク・キャンペーン委員会、熱帯林行動ネットワーク、メコン・ウォッチ、レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部)、ウータン・森と生活を考える会

【参加費】無料

【お問合せ】地球・人間環境フォーラム(飯沼) Mail: event@gef.or.jp TEL: 03-5825-9735

           <この連続セミナーは国土緑化推進機構 緑と水の森林ファンドの助成を得て実施します。>

【講師紹介】

第1回:バンバン・ヘロ・サハルジョ氏(ボゴール農業大学林学科教授)

インドネシアの森林火災専門家。パーム油産業を中心とした企業による違法な土地開発を防止する活動に取り組む。違法開発をした企業に対する刑事裁判の証拠を作成し、2000年以降500件以上の事件で鑑定人を務めた。それにより嫌がらせ、脅迫、法的措置、殺害予告などに直面し、パーム油業界から数十億円の訴訟の対象となったが、2018年に取り下げられた。2019年にインドネシアで科学的研究の過程で個人的リスクを負う研究者に贈られるSense About Science John Maddox賞を受賞。

第2回:デイビッド・リンデンマイヤー氏(オーストラリア国立大学フェナー環境社会学部教授)

森林生態学、資源管理、保全科学、生物多様性保全の分野で世界をリードする専門家。現在はオーストラリア南東部で5つの大規模かつ長期的な研究プログラムを運営し、主に農地、木材生産林、プランテーション、保護区における生物多様性保全の方法や、森林火災管理について研究。ユリイカ科学賞(2回)、ホイットリー賞(10回)、2018年アメリカ生態学会ウィッタカー・メダル授与他、受賞歴多数。

第3回:串田圭司氏(日本大学生物資源科学部教授)

1997年からのアラスカ大学、米国土地管理局によるFROSTFIREプロジェクトに参画。それ以来、米国アラスカ州、シベリア、極東ロシア、インドネシア、モンゴル、タイほかで原野・森林火災や温室効果ガスのフィールド調査を行う。人工衛星などのデータや地球や生態系のモデルを用いた解析も行う。現在、日本大学生物資源科学部教授。