12/23(金)16:00~17:30 開催 ウェビナー「“カーボンニュートラル”の影でーバイオマス発電と石炭混焼のCO2排出量」

2022年12月12日イベント

脱炭素に向けてゼロエミッション火力が推進され、木質バイオマス発電や石炭バイオマスの混焼が、石炭発電所を「高効率化」するとして政策的に進められています。

FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の対象としてだけでなく、政府のGX(グリーントランスフォーメーション)実行会議では、「アジア・ゼロエミション共同体構想」や、「脱炭素に資する投融資」を進める官民ファンドの支援対象として、バイオマス発電や石炭混焼が明記されています。

ESG投資やトランジション・ファイナンスの対象となる一方で、“カーボンニュートラル”とされている木質バイオマスの燃焼は、実は石炭より多くのCO2が排出されると科学者に指摘されています。また日本の木質バイオマス燃料輸入先であるカナダや米国、ベトナムでは、森林の持続可能性に関する懸念が現地NGOや研究者から伝えられます。

カナダ・ブリティッシュコロンビア州のペレット工場

気候変動対策として正しい方向に進んでいるのか、2023年末までの排出削減目標の上積みが求められる中、早急な検証が必要です。

今回のウェビナーでは、 木質バイオマスと石炭バイオマス混焼の燃焼時の排出量を試算された産業技術総合研究所の歌川学氏に、試算の結果および再エネとしての適切性についてご解説いただき、熱帯林行動ネットワークの川上豊幸さんに、企業の排出量開示方法を定めたGHGプロトコルやSBTiでは、木質バイオマスの燃焼による排出量がどのように扱われ、何が求められているのかをお話しいただきます。ぜひご参加ください。

【開催日時】

2022年12月23日(金)16:00~17:30

【開催方法】

オンライン

【内容】

1.「バイオマス発電と石炭バイオマス混焼のCO2排出量」
  歌川学氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 主任研究員)資料

2.「GHGプロトコル、SBTiにおけるバイオマス燃焼の排出カウントー企業は何をどう公表すべきか?」資料
  川上豊幸氏(熱帯林行動ネットワーク(JATAN))

【お申込み】

以下からご登録ください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_wVHWZ7yDSLe6a8fWK1XeLQ
ご登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

●主催:地球・人間環境フォーラム
●協力:ウータン・森と生活を考える会、バイオマス産業社会ネットワーク、
Fair Finance Guide Japan、プランテーション・ウォッチ、国際青年環境NGO A SEED JAPAN、
●お問い合わせ:地球・人間環境フォーラム(担当:飯沼・鈴嶋)
 Mail: event(a)gef.or.jp((a)を@に変えてください) TEL: 03-5825-9735
(テレワーク中につき極力メールにてお問い合わせください)