GEFメールニュース 2025.11.14

2025年11月17日メールニュース配信

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ブラジルでCOP30(国連気候変動枠組条約第30回締約国会議)が開催されています。
開幕式ではブラジルのルラ大統領が「気候変動は未来の脅威でなく、現在の悲劇」と指摘し、このCOP30を「真実のCOP」、「実行のCOP」にするとスピーチしました。

当フォーラムも海外NGOとの協力イベントの開催や職員を派遣していますが、この後もどのような議論がされるか注目していきましょう。
 
当フォーラムでは、引き続きセミナーや勉強会を予定しています。どうぞ奮ってご参加ください。

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 地球・人間環境フォーラムの新着情報
    ** 2025.11.14号 目次 **
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◤ イベント ◢
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◆11/17(月)NSC定例勉強会
 気候関連金融リスクのシナリオ分析を読み解く~NGFSの長期/短期シナリオの徹底解説~
◆11/21(金)フェアウッド研究部会
 ネイチャーポジティブ実現に向けた生物多様性の定量評価~群馬みなかみ町を事例に
◆11/27(木)JFEJ定例勉強会
 気候変動の地政学的リスクを探る
◆12/9(火)21世紀金融行動原則
 バリューチェーン全体のサステナビリティ戦略と不動産価値向上への挑戦
◆12/17(水)21世紀金融行動原則
 サプライチェーンマネジメントと地域脱炭素 ~横展開できる、運輸・住宅・印刷業の事例紹介~

◤ お知らせ ◢
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◆COP30のバイオエネルギー関連イベントに当フォーラム職員が登壇
◆【アーカイブ映像公開】10/30 セミナー「輸入木質ペレットの持続可能性は認証で確認できるのか?~「持続可能なバイオマスプログラム(SBP)」の分析から」
◆【メディア掲載】米国南東部のペレット生産による大気汚染や健康被害について
◆【プレスリリース】日本のバイオマス発電が、熱帯林減少の原因に ~インドネシア・ゴロンタロ州のペレット生産・調達に関わる企業に熱帯林減少を止めるよう要請書を送付
◆環境情報誌 グローバルネット11月号

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   ◤ イベント ◢

 
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━ 11/17(月)サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)勉強会
  ~NGFSの長期/短期シナリオの徹底解説~
  https://www.gef.or.jp/news/event/nscseminar251117/
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今年5月、NGFS(Network for Greening the Financial System 気候変動リスク等に係る金融当局ネットワーク)は、短期気候シナリオを発表しました。NGFSは、気候関連金融リスクの金融監督上の対応を検討する中央銀行・金融監督当局の国際的なプラットフォームとして2017年12月に設立され、我が国からは金融庁及び日本銀行が加盟しています。この短期シナリオでは、長期シナリオとの整合性も意識しつつ、短期的に想定されるリスクを反映し、経済活動への影響を捉えることに主眼を置いています。

シナリオは直接的には金融機関向けですが、金融機関以外の企業においても、気候変動シナリオ分析の見直しや投融資を受ける際のダイアローグでの金融機関からの期待の方向性について示唆を与えるもので、サプライチェーンにおける直接的・間接的な関わりも生じると考えられます。
 
今回の勉強会では、NGFSの長期及び短期のシナリオについて、それぞれの特徴の比較や課題、またシナリオの活用などについて解説いただきます。
 
▼開催概要
日時:2025年11月17日(月)14:00~16:00
参加形式:Zoom
参加費:無料(要事前申込み)
 
▼お申し込み
https://us02web.zoom.us/meeting/register/3xbikPstTtiEU0YLUUnWSA
 
▼詳細はこちら
https://www.gef.or.jp/news/event/nscseminar251117/

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━ 11/21(金)第89回フェアウッド研究部会
  ネイチャーポジティブ実現に向けた生物多様性の定量評価
  ~群馬みなかみ町を事例に
  https://fairwood.jp/event/251121/
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日本自然保護協会が昨年夏に公表した生物多様性評価の6つの手法開発に携わった高川晋一さんを講師に迎えて、手法の詳細や課題、今後の展望をお聞きします。2050年の世界目標として合意されたネイチャーポジティブの実現に向けて、日本の自然保護に携わる立場、または関心を寄せる立場から何ができるのかのヒントを探りたいと思います。
 
自然共生サイトなどを活用して日本各地で生態系保全に取り組む自治体やNGO・NPO、またTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に対応しようとする企業の皆様の参加をお待ちしています。
 
日時:2025年11月21日(金)18:00~19:30
場所:ハイブリッド(zoom×地球環境パートナーシッププラザ(GEOC))
参加費:一般1,500円、学生無料(いずれも懇親会費別)
 
▼プログラム(敬称略、内容は予告なく変更することがあります)
第1部:講演(18:00~19:30 質疑含む)
講師:高川 晋一/公益財団法人日本自然保護協会 自然のちから推進部 主任
第2部:懇親会(会場参加者の希望者のみ、別会場にて開催予定)

▼お申込み
https://fw251121.peatix.com/

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━ 11/27(木)日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)定例勉強会
  気候変動の地政学的リスクを探る
  https://jfej.org/seminar-251127/
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気候変動がもたらす安全保障上の脅威に対する関心が高まっている。
激甚化する自然災害は食糧危機や地域紛争の火種となり、困窮する途上国から大量の移民が流出する遠因にもなる。先進国でもエネルギーや食料価格の高騰(気候インフレ)で経済が不安定化し、移民の受け入れをめぐる社会の分断も深刻化している。人類の生存基盤を危うくする「気候危機」に突入した世界、そして日本はどう対処すればいいのか――。
日本、米国、中国の大学院で学び、気候安全保障に精通した気鋭の国際政治経済学者が国際社会の現状と未来を読み解く。
 
講師:関山 健氏(京都大学教授)
司会:佐藤 淳(読売新聞編集委員、JFEJ理事)
 
日時:2025年11月27日(木)19:00-20:30
開催方法:ハイブリット開催(GEOC集合 + Zoom)
会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
参加費:会員・準会員・学生会員は無料
    一般有料(1,000円)申込方法:下記いずれかのフォームよりお申込みください。
 
▼一般申込フォーム(イベントペイ)
https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=7125423299149414&EventCode=C465814387

▼JFEJ会員専用申込フォーム(フォームメーラー)
https://business.form-mailer.jp/fms/8d0d04a8179553

▼詳しくはこちら
https://jfej.org/seminar-251127/

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━ 12/9(火)21世紀金融行動原則セミナー
  不動産サステナビリティセミナー
  「バリューチェーン全体のサステナビリティ戦略と不動産価値向上への挑戦」
  https://pfa21.jp/doc_prp/251209/
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当セミナーでは、GRESB評価結果の報告のほか、先進的な取り組みを進める業界リーダー等による講演・事例紹介等を通じて、算定・報告の多様化に対応するため、企業のマテリアリティに即した不動産サステナビリティの取り組みにより、どのように不動産価値を変化・向上させていくべきかについて考えていきます。

日時:2025年12月9日(火)13:30~17:10 
会場:鉄鋼カンファレンスルーム(オンライン:会場申込多数の場合に、後日ご案内予定)
対象:国内外の不動産事業者、金融機関、資産運用会社等
参加費:無料

▼会場参加申込:12月5日(金)まで
https://business.form-mailer.jp/fms/9b9c95d3314230

▼オンライン参加申込
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_lA1jTc9mRuehkOSdXo8q6A#/registration
 
▼詳しくはこちら
https://pfa21.jp/doc_prp/251209/

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━ 12/17(水)21世紀金融行動原則セミナー
  サプライチェーンマネジメントと地域脱炭素
  ~横展開できる、運輸・住宅・印刷業の事例紹介~
  https://pfa21.jp/doc_isr/251217/
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ISSBや、EUでのCSRD(企業サステナビリティ報告指令)の浸透、国内でもSSBJ対応が迫る中、サプライチェーン上の脱炭素の推進に注目が集まっています。中小企業も例外ではなく、取引先からのGHG(温室効果ガス)削減計画が求められ始めており、地域金融機関による支援が不可欠です。
 
本セミナーでは、サステナビリティ評価機関を招き、サプライチェーンマネジメントを巡る最新動向を解説いただきます。続いて、環境省の地域脱炭素支援事業の紹介とともに、事業者×地域金融機関(琉球銀行・観音寺信用金庫)による地域脱炭素への挑戦と実践事例を取り上げ、パネルディスカッションで理解を深めます。

日時:2025年12月17日(水)14:30~16:30 
開催方法:ハイブリッド開催
参加費:無料

▼申込フォーム ※会場参加は12月10日(水)14:00まで受付
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_0_aBg71uRoOtUDCVxDWMBA

▼詳しくはこちら
https://pfa21.jp/doc_isr/251217/

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   ◤ お知らせ ◢
 
 
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━ COP30のバイオエネルギー関連イベントに当フォーラム職員が登壇
  https://www.gef.or.jp/news/event/251111cop30biomass/
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11月10日から21日までブラジルで開かれる国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)において、海外のNGOと協力して下記イベントが開催されます。当フォーラムでバイオマス発電の問題を担当する飯沼佐代子も登壇いたしました。
 
◆Not All Bio is Green: Warnings from Around the World/すべてのバイオが環境に優しいわけではない:世界各地からの警告
11月11日(火)11:30 – 12:30 GMT-3
@ COP30会場 Asia Climate Solutions Pavillion, Blue Zone
 
◆True Climate Action Must Reject Forest Bioenergy: Evidence from Researchers and Civil Society/真の気候変動対策は森林バイオエネルギーを拒否すべき:研究者と市民社会からの証言
11月12日(水)3:30 – 4:00 GMT-3
@ Press Conference Room 2 (Area D, Blue Zone) 
 
 
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━ 《メディア掲載》
  米国南東部のペレット生産による大気汚染や健康被害について
  https://www.gef.or.jp/news/info/251105usa_pellet_media/
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9月29日(月)に開催したセミナー「米国のペレット産業と日本の再エネ-脅かされるコミュニティと森林」の内容を中心に、下記メディアに掲載されました。(2025年11月5日時点)
 
【メディア掲載】

●10/4 環境金融研究機構「日本の木質バイオマス発電で、米国南部の森林地帯が皆伐破壊され、木質ペレット製造工場の違法操業で周辺住民が健康被害。米NGOらが来日して日本政府や日本の電力消費者らに訴え」
https://rief-jp.org/ct7/161316
 
●11/3 東京新聞「木質バイオマス発電 黄信号 米で大型ペレット工場が環境汚染 米環境団体メンバー来日「再生エネでない」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/446696
 
●10/23 しんぶん赤旗「環境・健康 被害深刻 木質バイオマス 米燃料工場」(紙面のみ)

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━ 《アーカイブ映像公開》
  10/30 セミナー「輸入木質ペレットの持続可能性は認証で確認できるのか?
  ~「持続可能なバイオマスプログラム(SBP)」の分析から」
  https://www.gef.or.jp/news/event/251030sbpreport_seminar/
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セミナー「輸入木質ペレットの持続可能性は認証で確認できるのか?~「持続可能なバイオマスプログラム(SBP)」の分析から」のアーカイブ動画を公開いたしました。

「持続可能なバイオマスプログラム(SBP)」は、ライフサイクルGHGを確認できる第三者認証として、そして燃料の持続可能性(合法性)の確認方法として、今後日本でも普及すると見られます。

このセミナーでは、2025年7月に当フォーラムと海外の環境NGO4団体で共同発行したレポート『持続可能なバイオマスプログラム:持続不可能なものを認証する』の著者で、森林管理や認証システムに豊富な経験を持つリチャード・ロバートソン氏に、分析・提言内容をお話しいただきました。

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━ 《プレスリリース》
  日本のバイオマス発電が、熱帯林減少の原因に
  ~インドネシア・ゴロンタロ州のペレット生産・調達に関わる企業に要請書を送付
  https://bioenergyinfo.jp/news/251027gorontalo_letter/
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バイオマス発電の課題に関する調査・研究や政策提言を行う当フォーラムは、熱帯林保全や持続可能なバイオマス利用を目指す団体らと連名で、インドネシア・ゴロンタロ州において木質ペレットの生産や調達に関わる日本の事業者宛てに、質問兼要請書を発出しました。

【メディア掲載】

●11/12 Mongabay “Kala Koalisi Minta Jepang Setop Impor Biomassa Indonesia“(NGO連合が日本企業にインドネシアからのバイオマス輸入停止を要請)※インドネシア語のみ
https://mongabay.co.id/2025/11/12/kala-koalisi-minta-jepang-setop-impor-biomassa-indonesia/

●10/30 環境金融研究機構「インドネシアの生物多様性「宝庫」の島の森林を皆伐・製造した木質ペレットを、阪和興業が東京ガス向けのバイオマス発電燃料として輸入。環境NGO等が両社に公開質問状送付」
https://rief-jp.org/ct7/161957

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━ 環境情報誌 グローバルネット
  環境と社会の“いま”を知り、未来を動かす
  ―持続可能な未来を本気で考える人のための一冊  
  https://www.gef.or.jp/category/globalnet/
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環境情報誌『グローバルネット』の最新号・11月号の特集は
「リユースで変える社会~手と手でつながる小さな循環~」です。
 
本誌は、こんな方におすすめの雑誌です。
 ✓環境問題に仕事で携わっている方
 ✓子供たちに環境教育をされている方
 ✓教育関係者
 ✓自分にできることを考えたい一般市民や学生の方
 
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https://www.gef.or.jp/activity/media/globalnet/trial/

 
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━ 東京事務所における業務体制について
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地球・人間環境フォーラム(GEF)東京事務所は、テレワーク体制で業務を行っています。
※不要不急のご来訪はお控えください。
※電話は留守番設定となっておりますので、ご用件はメッセージ、名前、電話番号を残していただくか、担当者へメールにてご連絡ください。
 
以上