Web意見交換会~温室効果ガス排出/吸収量の観測・気候変動影響データの利活用推進~

2020年03月09日イベント

<本イベントは終了しました>

ESG金融の進展に伴い、気候関連リスクや気候関連機会の評価と、その経営戦略・リスクマネジメントへの反映、情報開示等に取り組む企業が増加しています。また、衛星データや各種観測・予測データを活用したビジネス展開も生まれつつあります。

環境省では、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)1号機・2号機による全球の観測データを公開。現在、観測幅約1000kmに渡って面的に切れ目なく観測(広域観測モード)できる3号機の開発に着手、地上観測データと併せ、温室効果ガス排出量・吸収量推計の精度向上や排出削減対策の効果検証への活用を進めたいと考えており、また、気候変動による影響予測研究等も展開し、環境行政への活用を進めていますが、国以外の主体によるこれらのデータ利活用は進んでいないのが現状です。

本意見交換会では、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)によって得られた衛星観測データや各種気候変動影響データの先進的な活用事例を共有し、データ提供者側と潜在的なユーザー側との間で意見交換を行います。今後の温室効果ガス観測データや気候変動影響データの利活用推進策へのヒントとするためのWEB会議です。特に企業で気候変動問題に取り組む方を対象としています。ふるってご参加ください。

開催に先駆けて、16日からは話題提供のための動画を事前配信します。 〝動画を見る→WEB会議に参加する/コメント・質問を寄せる〟というスタイルです。 WEB会議へ参加ご希望の方は、予め以下から参加をお申し込み頂ますようお願いいたします。

概要

【日 時】2020年3月19日(木) 14時00分~16時00分(終了しました)
当日はインタラクティブな意見交換の場とするためweb会議を開催します。
事前登録された方には当日のWeb会議室URLをお送りします。
web会議には以下の方々にご出席頂く予定です。

  1. 気候変動影響分野より
    肱岡 靖明氏 独立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター 副センター長
  2. 対策効果検証分野より
    三枝信子氏 独立研究開発法人国立環境研究所 地球環境研究センター センター長
  3. IPCCガスインベントリへの活用事例として
    田辺清人氏 IPCC TFI共同議長

【主 催】環境省
【運営事務局】地球・人間環境フォーラム

意見交換会に対する話題の提供

Web意見交換会の前に、データの提供側、利用者側の方々からそれぞれ話題の提供を頂きました。

*全編を通してはこちらを御覧ください(24分43秒)。

*各話題提供はこちらから御覧ください。

  • 環境省佐藤副大臣からのキーノートメッセージ 
  • 気候変動影響に対する経済界の動向
    <末吉竹二郎氏 UNEP FI特別顧問>
  • 衛星データに関する期待
    <田辺清人氏 IPCC TFI共同議長>、資料はこちらから
  • 観測データの取得・公開状況 
    <三枝信子氏 国立環境研究所>、資料はこちらから
  • 気候変動影響予測についての研究動向
    <肱岡靖明氏 国立環境研究所> 、資料はこちらから

 

~ Kayrros SAS社のCEO、Antoine Rostand氏よりのメッセージ~

  • 本意見交換会に対しKayrros SAS社のCEOであるAntoine Rostand氏よりメッセージが届きましたので紹介致します。Kayrros SAS社はフランスの衛星データ分析スタートアップ企業であり、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と提携(概要はこちらをご覧ください)し、従来は地上に多数のセンサを配置しなければ把握できなかったガス排出量を、GOSATデータを活用する効率的にモニタリングする新しい技術を確立し、新たなビジネスの創出を目指しています。

 

参考情報

  • IPCCインベントリータスクフォースに関するさらなる情報はこちら
  • 気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)(国立環境研究所)に関するさらなる情報はこちら
  • 地球環境データベース(国立環境研究所)に関するさらなる情報はこちら
  • GOSATのホームページ(国立環境研究所)はこちら
  • GOSATのデータ提供ページ(国立環境研究所)はこちら
  • GOSAT-2ホームページ(国立環境研究所)はこちら
  • GOSAT-2のデータ提供ページ(国立環境研究所)はこちら