環境の本sees magazine シーズマガジンvol.1
2025年06月16日グローバルネット2025年6月号
sees magazine シーズマガジンvol.1
編集長●奥田悠史
「自然と社会の関係性を見つめるマガジン」と銘打った雑誌の創刊号。発行者は、長野県・伊那谷のインキュベーション施設「inadani sees」。同施設は、地域資源を生かして、地域を続けていくための「企て」を生み出し、それを実践することを狙いに、㈱やまとわが運営している。
創刊号の特集は「Rescale、ちょうどいい規模、新しいものさし」。「つづいていくまちってどんなまちだろう」という問いかけに応えるための取材やインタビューが続く。「哲学対話」を提唱する哲学者、永井玲衣さんとの編集会議に始まり、「各地のちょうどいいを探す旅」では、地域資源に合わせた「リスケール」のビジネスを展開する5つの事例を取材、最後に編集メンバーが集まり、ふたたび哲学対話で取材を振り返る内容となっている。
地域にも自分にも「ちょうどいい」ものさしをどう持つのか、少しワクワクしながら読める一冊。(株式会社やまとわ、2,000円+税)