環境の本日本沿岸旅

2022年02月15日グローバルネット2022年2月号

日本沿岸旅

著●吉田 光宏

旅好きの筆者は新聞記者を経て、フリージャーナリストとして環境問題や農林水産業をテーマに健筆を振るっている。本書は、本誌連載「日本の沿岸を歩く 海幸と人と環境と」の第1回から33回までを収録したもの。「海に囲まれた日本の伝統や文化、列島の豊かな自然を取材していると、この国のすばらしさを実感する」という筆者は、その自然が痛めつけられる現実にも目を向ける。

北海道・襟裳岬の回では、明治時代からの開拓、伐採、放牧で砂漠化した土地が、戦後の植林でよみがえり、サケや海藻の水揚げが増加したものの、ゼニガタアザラシによる漁業被害が増えていることを報告。「自然再生の偉業を成し遂げた襟裳岬だからこそ、自然の一部でもある野生動物を大切にする気持ちを持てるような施策を期待したい」と結んでいる。
(PRパートナーシップ広島、1,980円+税)

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