『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第29回 湘南の海で生きる漁業者たちが望む漁港―神奈川・鎌倉

2019年08月16日グローバルネット2019年8月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 夜明け前の国道134号を走行して鎌倉市由比ヶ浜海岸に着いた。春らしくなった4月18日、午前4時35分。海は闇の中でかすかな輪郭しかわからない。暗い浜辺で明かりをつけた漁船を…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第28回 新鮮な地魚と伝統の加工品が人を呼ぶ―神奈川・小田原

2019年07月16日グローバルネット2019年7月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 小田原駅の西隣にある「日本一漁港に近い駅」がJR東海道線早川駅。出口から歩いてすぐの場所に小田原漁港がある。すぐに小田原水産市場の2階にある魚市場食堂を訪ねると、あいにくの…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第27回 ツルの里の海はエビもノリも最高級―鹿児島県・出水

2019年06月14日グローバルネット2019年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 鹿児島県出身の歌手、長渕剛の歌に『鶴になった父ちゃん』がある。雪の降る空から一斉に舞い降りるツルの群れを見ながら、亡き父との思い出をたどる。歌の舞台はツルの飛来地として知ら…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第26回 ―鹿児島・串木野 遠洋マグロはえ縄漁を育んだ進取の気性 

2019年05月15日グローバルネット2019年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 枕崎から北へ60kmほどのところにある、いちき串木野市に着いた。途中には日本三大砂浜の吹上浜があり、その美しい海岸線の先にある水産業の町。人口は約2万8,000人。遠洋マグ…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第25回 ―鹿児島・枕崎 遠洋カツオ一本釣りとかつお節にある歴史の味

2019年04月15日グローバルネット2019年4月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 鹿児島市から薩摩半島の南端にあるかつお漁で有名な鹿児島県枕崎市を目指した。水森かおりの『ひとり薩摩路』の歌詞の逆に、鹿児島から半島を右周りに枕崎、串木野、出水の順で訪ねた取…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第24回 栄光の漁港町にある地元愛と期待―北海道・釧路

2019年03月15日グローバルネット2019年3月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 江戸時代に松前藩との交易所として始まった釧路港は、北海道東部の物流拠点だ。地図を見ると、岸壁の総延長が10㎞もある巨大な港を介して、釧路中心街が海に開けている。釧路川の河口…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第23回―北海道・厚岸 地元産カキ復活に豪州の技術導入

2019年02月19日グローバルネット2019年2月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 「海のミルク」といわれるカキは、筆者の暮らす広島県が全国生産量の半分以上を占め、他産地を圧倒しているのだが、全国各地には有名ブランドガキがある。その一つが北海道の厚岸。前回…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第22回 ブランド化と観光連携を進める開拓者魂―北海道・歯舞

2019年01月18日グローバルネット2019年1月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の知床から南へ、根室海峡沿いに根室半島を目指した。途中で日本最大の砂嘴(さし)である野付(のつけ)半島(全長26km)の先端まで足を伸ばした。さらに汽水湖の風蓮湖のそば…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第21回
知床の自然資源と魅力はでっかいぞ―北海道・羅臼

2018年12月17日グローバルネット2018年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 『知床旅情』(作詞・作曲:森繁久弥)の歌詞にある「はまなすの咲くころ」に合わせた7月上旬、知床の地を訪れた。知床が1964年に国立公園に指定されてから30年後、半島東側の羅…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第20回 変貌する川で命をつなぐシシャモ―北海道・十勝川

2018年11月16日グローバルネット2018年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) キーワード: カラフトシシャモ 個体群 水質調査 農地 スーパーなどの店頭に並んでいるシシャモの9割以上は正式名カラフトシシャモ(カペリン)という魚だ。北海道には日本固有種…[くわしく]