『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第60回 ニシン漁から始まった商港都市の発展―北海道・小樽

2022年03月15日グローバルネット2022年3月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 幼い頃に浜でニシン漁を見た作詞家なかにし礼(1938?2020)が作った『石狩挽歌』(歌:北原ミレイ)は、明治から昭和初期にかけて北海道で全盛を極めたニシン漁を懐かしむ。舞…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第59回 開拓で変貌した流域と自然の恵みー北海道・石狩

2022年02月15日グローバルネット2022年2月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 宗谷岬から日本海沿いにオロロンラインを南下すると石狩湾に近づいた。サケ(シロザケ)の定置網漁やニシン漁などが営まれる。そこに注ぐ石狩川、さらに石狩平野へと広がる流域は、北海…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第58回 甘エビ自慢の漁協が海鳥保護に協力―北海道・羽幌

2022年01月17日グローバルネット2022年1月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の北海道・天塩から日本海オロロンラインを南に走ると羽幌(はぼろ) に着いた。ここにある北るもい漁業協同組合は日本屈指の甘エビ(ホッコクアカエビ)漁獲量で知られる。羽幌港…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第57回 北限のシジミと探検家松浦武四郎の接点―北海道・天塩

2022年01月14日グローバルネット2021年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 日本最北端の宗谷岬から稚内を経て「日本海オロロンライン」を走った。左手にサロベツ原野(利尻礼文サロベツ国立公園)、後ろには利尻島を見ながらの絶景ドライブ。宗谷岬から90km…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第56回 毛ガニもホタテガイもオホーツク海の恵み―北海道・枝幸

2021年11月15日グローバルネット2021年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回取材地の網走からオホーツク海沿いを日本最北端の宗谷岬へ向け走る。岬まで約300㎞の国道238号線は北へ続く。車中泊をし、夜明け前から走り始めたが、曇天で灰色の景色がうら…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第55回 漁業者の声が連携生んだ「網走川流域の会」―北海道・網走

2021年10月15日グローバルネット2021年10月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) このシリーズで3年ぶりの北海道の取材先は、網走からオホーツク海沿いに宗谷岬を越えて小樽まで(今月号から6回連載)。6月中旬、帯広から車で東に向かうと北の大地の牧草地は爽やか…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第54回 守江湾の干潟でカブトガニとカキが共存―大分県・杵築

2021年09月15日グローバルネット2021年9月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 別府市内の宿を出て東の国東(くにさき)半島方面へ向かう。途中の日出城址(ひじじょうし)から、のどかな別府湾を望むことができた。さらに進むと江戸時代に城下町として栄えた杵築(…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第53回 「関あじ関さば」はずっとSDGsの魚―大分県・佐賀関

2021年08月15日グローバルネット2021年8月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 速吸瀬戸(はやすいのせと)とも呼ばれる豊予(ほうよ)海峡は、大分県佐賀関(大分市)と愛媛県の佐田岬半島の間にあり、九州と四国が最も近くなる(幅約14km)。架橋構想もある。…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第52回 豊後の特産品を組み合わせた「かぼすブリ」―大分県・佐伯

2021年07月15日グローバルネット2021年7月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 大分県南部の佐伯(さいき)市は豊後水道に面し「佐伯の殿様、浦でもつ」と言い伝えられるように豊かな海の幸に恵まれている。歴史と新鮮な魚介類を目当てに多くの観光客が訪れる。ここ…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第51回 奇跡的に残った干潟は「野鳥の楽園」―千葉・三番瀬

2021年06月15日グローバルネット2021年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 人気のテーマパーク、東京ディズニーランドがある千葉県浦安市から東へ市川、船橋、習志野まで4市に面する三番瀬は、東京湾の最奥に残された貴重な干潟・浅海域だ。干潮時水深5m以浅…[くわしく]