『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第45回 歴史ある港町の水産物を観光資源に―福井・三国町

2020年12月15日グローバルネット2020年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 福井県北部にある三国港(坂井市三国町)は、北前船の交易や九頭竜川の舟運で栄え、古くは三津七湊(さんしんしちそう)の一つ三国湊(みくにみなと)として知られる。早朝に港にある西…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第44回 冬の味覚の王様「越前がに」復活と資源保護ー福井・越前町

2020年11月16日グローバルネット2020年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の小浜から越前町に向かった。途中の敦賀では朝倉義景討伐の軍を進めた織田信長が撤退戦を強いられた金ヶ崎(かねがさき)城、「命のビザ」で救われたユダヤ人の上陸(1940年)…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第43回 鯖街道の歴史を現代につなぐサバ養殖―福井・小浜

2020年10月15日グローバルネット2020年10月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 福井県敦賀市から西へ若狭湾沿いの名勝、三方五湖を経て小浜市にやって来た。小浜はNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007~08年)の舞台となり、米国の前大統領と同じ読み…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第42回 干拓後に生き残ったカブトガニと漁業の今ー岡山・笠岡

2020年09月15日グローバルネット2020年9月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 「日本最古の海水浴場」かつ「日本の渚百選」である沙美(さみ)海水浴場(倉敷市)を過ぎて笠岡市に入る。沿岸から近い場所につぼ網(小型定置網)がいくつかあった。笠岡といえば絶滅…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第41回 北前船で栄えた港町 瀬戸の美味なタコが自慢 ―岡山・下津井

2020年08月18日グローバルネット2020年8月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前月号掲載の取材地、日生から西に向かった。目指すは倉敷市の南端にある港町の下津井。下津井瀬戸大橋(下津井と香川県坂出市櫃石島間、全長1,447m)とも呼ばれる瀬戸大橋の下を…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第40回 アマモ場再生した日生の海で育つ絶品カキー岡山・備前

2020年07月15日グローバルネット2020年7月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ)   岡山市から東へ走って兵庫県との境に近い備前市日生町にやって来た。ブランドカキの養殖とアマモ場再生など環境対策で知られている。訪れた4月中旬は新型コロナウイルス…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第39回 歴史と伝統を誇る海人のソデイカ漁―沖縄・糸満

2020年06月15日グローバルネット2020年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 午前5時に目を覚まして那覇市の宿を出ると、南へ十数㎞離れた糸満漁港を目指した。漁港に到着したものの、広い港は真っ暗。あちこち迷いながら、ようやく地方卸売市場に到着し、糸満漁…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第38回 モズクはきれいな海からの贈り物―沖縄 恩納村・うるま市 

2020年05月15日グローバルネット2020年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 「もずく酢」で親しまれているモズクは食物繊維「フコイダン」やカルシウムなどを豊富に含み、健康食品として根強い人気がある。海藻の一種であるモズクは日本の沿岸に広く分布するが、…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第37 回 クルマエビ養殖場にあるレストランが人気―沖縄・宜野座

2020年04月15日グローバルネット2020年4月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 沖縄に着いて2日目の早朝、北部の与那覇岳(よなはだけ)近くの宿から北端の辺戸岬(へどみさき)を訪れた。コバルトブルーの海や、やんばる国立公園内の亜熱帯の植生を見ながらBEG…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第36回 わら焼きカツオのたたきのために農業も―高知・佐賀

2020年03月16日グローバルネット2020年3月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 土佐清水から東へ車を走らせ、太平洋沿いに高知市方面へ向かった。暗くなって着いたのは黒潮町佐賀地区にある漁家民宿「海生丸」(明神多紀子さん経営)。夕食に新鮮なカツオやアジの刺…[くわしく]