『日本の沿岸を歩く』の記事一覧

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第35回 カツオ漁でつながる宗田節とジョン万次郎―高知・土佐清水

2020年02月17日グローバルネット2020年2月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 高知県西端の柏島(前回取材)を出て、車は太平洋沿いの海岸線(国道321号線、愛称足摺サニーロード)を東に走った。大型の台風19号の接近で、山のような大波が寄せるのを横目に、…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第34回 里海をミュージアムにする黒潮実感センター―高知・宿毛湾

2020年01月15日グローバルネット2020年1月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 高知県の西端にある宿毛市は、明治維新や終戦直後の内閣総理大臣吉田茂の実父竹内綱など多くの人材を輩出した。記念碑などが多くある市内を駆け足で巡った後、宿毛湾沿いを南へ大月町の…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第33回 透き通る美の「富山湾の宝石」シロエビ―富山・新湊

2019年12月16日グローバルネット2019年12月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 氷見から車でおよそ30分、富山湾沿いに東に進み、午前7時、射水市(いみずし)の新湊地区にある新湊漁港の桟橋でシロエビ漁の漁船が戻るのを待った。富山湾でシロエビの水揚げが一番…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第32回 富山湾の寒ブリ漁を支える大型定置網
―富山・氷見

2019年11月15日グローバルネット2019年11月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 前回の滑川市から西に約50kmの氷見市に移動した。氷見市では、ブリ、アジ、サバ、スルメイカ、イワシなど季節に応じて多様な漁獲がある。「越中式定置網」として知られる定置網、八…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第31回 富山湾の深層水でコンブ養殖を研究―富山・魚津&滑川

2019年10月15日グローバルネット2019年10月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 5月下旬、富山湾と並行して国道8号を富山市から新潟方面へ走った。途中、目の前をふさぐように見えてくる標高3,000m級の立山連峰に息をのむ。そこから雪解け水が流れ込む富山湾…[くわしく]

日本の沿岸を歩く ~海幸と人と環境と第30回 マグロも『城ケ島の雨』も観光資源 ― 神奈川・三崎

2019年09月17日グローバルネット2019年9月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 100年以上も歌い継がれる歌『城ヶ島の雨』(作詞:北原白秋 作曲:梁田貞は、太平洋にせり出した三浦半島の先に浮かぶ城ヶ島が舞台だ。「雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の雨が…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第29回 湘南の海で生きる漁業者たちが望む漁港―神奈川・鎌倉

2019年08月16日グローバルネット2019年8月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 夜明け前の国道134号を走行して鎌倉市由比ヶ浜海岸に着いた。春らしくなった4月18日、午前4時35分。海は闇の中でかすかな輪郭しかわからない。暗い浜辺で明かりをつけた漁船を…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第28回 新鮮な地魚と伝統の加工品が人を呼ぶ―神奈川・小田原

2019年07月16日グローバルネット2019年7月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 小田原駅の西隣にある「日本一漁港に近い駅」がJR東海道線早川駅。出口から歩いてすぐの場所に小田原漁港がある。すぐに小田原水産市場の2階にある魚市場食堂を訪ねると、あいにくの…[くわしく]

日本の沿岸を歩く―海幸と人と環境と第27回 ツルの里の海はエビもノリも最高級―鹿児島県・出水

2019年06月14日グローバルネット2019年6月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 鹿児島県出身の歌手、長渕剛の歌に『鶴になった父ちゃん』がある。雪の降る空から一斉に舞い降りるツルの群れを見ながら、亡き父との思い出をたどる。歌の舞台はツルの飛来地として知ら…[くわしく]

日本の沿岸を歩く~海幸と人と環境と第26回 ―鹿児島・串木野 遠洋マグロはえ縄漁を育んだ進取の気性 

2019年05月15日グローバルネット2019年5月号

ジャーナリスト 吉田 光宏(よしだ みつひろ) 枕崎から北へ60kmほどのところにある、いちき串木野市に着いた。途中には日本三大砂浜の吹上浜があり、その美しい海岸線の先にある水産業の町。人口は約2万8,000人。遠洋マグ…[くわしく]